俗に言う高級カナル [デジタル]
先日、ソニーのA808に買い替えを実施して、純正イヤホンと以前から持っていたイヤホンを、色々つけたりして自分の好みを探っていたのだが、どうも自分にはKOSSのThe Plugが良いようであった。
しかし、音のきめ細やかさ、出力特性といった面でいけばバランスの崩れたイヤホンであることには違いない。いろいろなカナル型イヤホンをネットで物色していたある日、学校の前に暫く空いた時間ができたので、博多のヨドバシに行くことにした。
以前からある程度、候補は絞っていた。Etymotic ResearchのER-6i、同じくER-4、Ultimate Earsのsuper.fi5pro、同じくsuper.fi5EB、shureのE-3シリーズ、E-4シリーズ、BOSEのIE。それ以上のものは、ちと予算の都合上キャンセル。
早速、ヨドバシで店員を捕まえ、視聴開始。まずはEtymotic Researchから。
まずは高級カナルの中で、スーパーフラットという異名を持つER-4・・・正直きめ細やかな綺麗な音がする。低音は少なめ。やっぱり、普段使っていたのがThe Plugだから、物足りなさは仕方ないかな・・・それと、ER-4に対してソニーのプレーヤーはイヤホンへの出力があまり強くないため、音量を数値上大きくしないといけない。それに値段も高い。今回の候補の中では一番高い・・・
ER-6i・・・基本的な音の作り方はER-4と同じ感じがする。しかし、こちらのほうが少し低音が多めに出力される。加えてインピーダンスも一般的な値のため、音量を上げすぎなくても満足できる音量が得られる。遮音性も高く、良い感じ。
super.fi5EB・・・低音用に13.5mmのダイナミックスピーカー、高音用にバランスドアーマチュア型スピーカーを搭載し、クロスオーバーが組まれているもの。これがThe Plugに一番近いかな・・・と思う。しかし値段は10倍ほどw 低音の強力さは今回聞いた中で最強w しかし最強と言ってもSPARKPLUGのように完全にベールで包むような強さではなく、しまりのある大きめの低音を奏でる。高音用のBAスピーカーのおかげで高音がこもることも無い。しかし、クロスオーバーが組まれていると思われる中音域が埋もれがちになる。しかし、高音の細かさはBA型ならでは。
super.fi5pro・・・低音用に大型バランスドアーマチュア型、高音用にもバランスドアーマチュア型を搭載したモデル。さすがに低音の強さではEBには負けるものの、音質ではツインBAだけあり綺麗である。そして、低音も弱いわけではなく、ドンシャリとまではいかないまでも必要十分な出力をする。
BOSE IE・・・一言でいえば、モッサリw こもってるw でも、聞いていて不快感は無い・・・不思議なイヤホン。でも今回、最初に却下しました。なぜなら、遮音性が皆無だから。そして、BOSE IEはジャック部分にパッシブEQが入っていて、音量を得るためには本体の音量をけっこう上げてやる必要がある・・・ それ以前に、遮音性がねぇ・・・
SHUREは友人と重複することもあり、候補には入れたものの視聴は1機種しかしませんでした。
E-4g・・・SHUREのカナルの中でミドルクラスに位置するE-4シリーズの異端児。店員曰く、『本体自体はE-4です。PSPとかで聞いても良いような音作りになっているらしいのですが、私には分かりませんでしたw 値段から考えると安いと思います。』とのこと。E-4自体は視聴をして満足いくBAを1発搭載にしてはバランスもよく奏でてくれます。
まぁ、最終的に2.1チャンネル的な鳴りに魅せられてUEのsuper.fi5EBを買ったのでした。限定特価で19800になってたのもありで。でも、良いイヤホンは色々あるもんだなぁと思いました。値段的にしょっちゅう買い替えをするわけにはいきませんが、暫くしたら、また色んな機種を視聴しに行こうと思いました。比較的長時間にもかかわらず、横で解説をしてくれた店員さんにも感謝です。
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